ファインパイル工法ecoは(財)日本建築総合試験所で
建設技術審査の証明を取得しています。

技術概要

本技術は、セメント系固化材のスラリーを吐出しながら地盤を掘削攪拌することで、柱状の地盤改良体を形成する機械攪拌式深層混合処理工法です。本工法の特徴は、独自に開発した界面活性剤(KNNスラリー)をセメント系固化材のスラリーに添加することで、ソイルセメントスラリーの粘度を低下させて、施工性と改良体の品質を向上させていることです。

開発趣旨

機械攪拌式深層混合処理工法では、施工性および改良体の品質を向上させるため、共回り防止翼の形状や機構などについて機械的に独自の工夫が施されている技術が多い。本技術では、セメント系固化材スラリーに独自に開発した界面活性剤(KNNスラリー)を添加することで、ソイルセメントスラリーの粘度を低下させ、この効果によって攪拌時間縮減などの攪拌効率の向上と土の共回り現象による攪拌不良の低減を図っている。

実験サイト

ファインパイル工法ecoで行った現場実験数は計3土質14現場で、コア抜き試験本数は800本以上、さらに、より信頼性のおける性能を保証する為に大型圧縮試験を行いました。ファインパイル工法ecoで施工した深層混合処理工法は性能・信頼性を得るに申し分無い結果を得ることができました