お客様の安全を支える
存在にならなければならない

建設・地盤・建築業界を経験した設計者から見る…
地盤業界の問題点。

地盤調査は、建築基準法に準じた安全性を確認すること。
言い換えると、その土地の地盤状態を解析し建物が建つうえでの安全性を確認することです。

地盤補強とは、建築基準法の最低ラインに満たない軟弱な地盤であった場合に補強工事を行い、地盤を強くすることを言います。

地盤補強工法には様々な種類が存在しますが、それぞれが長所・短所を持っており、いずれの地盤補強工法も完璧なものは存在しません。

地盤の業界最大の問題点
一人歩きする地盤保証。

家を建てる際、おそらくお客様は地盤保証という言葉を一度は耳にすると思います。

地盤保証があるから安心だと思っていますか?

地盤保証は、地盤補強を行った工事の内容が確かであると保証するということです。

しかし、現状は「地盤のことは良くわからないから、地盤保証さえ付けば良い」と思っていないでしょうか?

・建築基準法に該当する軟弱な地盤なのに、地盤補強を行わない。

・危険な地盤補強工法、根拠のない液状化対策工事を施工する。

・地盤に適さない地盤補強工法を無理やり施工する。

これら全てに地盤保証が付く現状があるのです。

地盤保証というものは、自然・人為災害に対しては免責事項になります。従って、地震が原因による不同沈下に対しては補償を行いません(一部例外有)。
言い換えれば、地盤保証は、どんな適当な地盤補強工法を行っても、地震が来てしまえば責任を逃れることができるのです。

地盤保証と地震保険の違い。

地盤保証が地震保険と決定的に違うのは、民間の会社が条件を決めて運営していること。

地盤保証会社の後ろには、保険会社がついていて、一見安心と思われがちですが、あくまでも民間の会社同士の契約によるものです。
一方、地震保険は保証とは違い、金融庁による認可・届出制となっています。

わかりやすく言うと
地盤保証は、地震などの災害が何も起きない状態で、健全であることを民間会社が約束する。
地震保険は、災害が起きてから、行政を交え補償を行う。

根本的に、地盤保証と地震保険は異なるということを理解する必要があります。

地盤工学を理解しない地盤業者・保証会社の存在。

あなたの家に関わった地盤業者は、土地の地盤状況や、地盤補強が必要であった理由、どのように設計したかを説明できるでしょうか?

地盤業界には、地盤工学を全く理解しない地盤業者が多数存在します。

最も大きい理由のひとつとして、2001年の建築基準法改正により、地盤に関して一定の基準が設けられ、地盤調査無しでは建築ができなくなったことがあります。建物を建てるには、地盤調査が必要、地盤調査をすれば補強工事が必要となり、いわば”地盤は儲かる”となったのです。

これにより、地盤工学を理解しない地盤会社が、数多く事業を営むことになりました。

一方で、建築士は建物全ての安全性を確認し、責任を負わなければなりませんが、地盤の解析や設計は一級建築士でも理解するのが難しく、習得するのに非常に多くの経験と時間を要します。この現状から、地盤設計は地盤業者が専門に行うことが多く、地盤の安全性は地盤保証業者が請け負うことが一般的になってしまっているのです。

お客様の安全を支える

存在にならなければならない

なぜ?
あなたの家だけ地震も起きないのに傾いたのでしょうか?

なぜ?
あなたの土地が液状化したのでしょうか?

なぜ?
あなたの土地が土砂災害に見舞われたのでしょうか?

なぜ?
あなたは、大切な家族の住む家の地盤のことすら…知っていなかったのでしょうか?

あなたの家、生命、財産を守る基準
安全とは、危険因子に対して生命、財産を守ること。

建築基準法には

数百年に一度発生する地震に対して、倒壊・崩壊しない。
(住宅の密集する都市で震度6強から震度7程度)

数十年に一度発生する地震に対して、損傷しない。
(住宅の密集する都市で震度5強程度)

という最低限の基準があります。この基準を耐震等級1と呼びますが、現在1~3まで等級があり、数字が上がるにつれ耐震性能は向上します。

本物の設計者は、お客様の土地の災害リスクや地盤状況、液状化の可能性、これから建てる家の耐震性能や省エネ性能などをきちんと説明します。お客様によっては、さらに耐震性能を向上させるなどの要望にこたえます。

しかしながら、耐震性能や地盤の安全性というものは、普段その効果を実感するのは難しく、災害にあってから気づくことが多いのです。

大事なのは、あなたの家がどのように安全設計されたのかを理解すること。

認証工法の存在
認証工法とは。

グランダートユニオンの特徴として大きく挙げられるのが、認証工法の存在です。

一般的な地盤補強工法は、国土交通省や建築学会等から設計指針が示されていますが、管理方法に強制力は全くありません。
したがって、各社バラバラの管理方法があり、同じ建物、同じ地盤でも地盤業者によってまったく異なる設計になってしまうことがあるのです。

一方、認証工法とは、厳格に管理方法が統一され、さらに独自技術により安全性を高め、第三者機関もしくは国土交通大臣に認証を得たものを指します。

認証工法は徹底的な管理体制のもとに管理されており、高い安全性と品質を得ることができます。

グランダートユニオンの一員として
メンバーに加入した理由。

私がグランダートユニオンの一員となった理由は、建築業界と地盤業界での現状や訴訟問題を目の当たりにし、混沌とした地盤業界を変えたかったこと。
そして、今あるグランダートユニオンメンバーが皆、同じ思いから賛同し、集まってくれたことです。

地盤の安全を支えるのに最も大切なのは

”その土地に地盤補強が必要なのか適正に判断し、
必要ならば、その地盤、建物に適した工法を選択し、きちんと管理すること。”

有資格者がその土地、地盤を適正に判断し地盤補強の要否を定め、起こりうる地盤災害を建物の設計者とお客様に伝え、共有する。

地盤補強が必要であるなら、厳格に管理された工法によって設計、施工、品質管理を行うことが大切です。

これら同じ志のもと、行動するのがグランダートユニオンです。

我々グランダートユニオンは、本物の地盤技術を提供するプロ集団です。

全ての説明責任を果たします。

できないこと、不可能なことは『NO』と言います。

今の地盤業界を変えるために、全力をもってこれに取り組みます。

そして、我々は、お客様の安全を支える存在であり続けます。

Profile

酒井 盛幸

新潟県出身 
昭和50年2月10日生まれ(O型)

所持資格
地盤品質判定士、一級土木施工管理技士、住宅地盤主任技士。

建設業界、建築業界を経て地盤業界へ
建設業界では数多くの公共工事の設計、施工経験に従事する。
その後、建築業界に転身し、構造、基礎設計、地盤解析業務に従事しながら
建築、地盤に関わる裁判、訴訟案件、講演、著作活動に携わる。

建築知識と建築基準法、地盤工学を用いた各種アプリケーション開発も自身で行うなど
プログラムにも精通し、幅広い視野で現在の地盤業界が抱える問題に向き合っている。

建設と建築、地盤工学の幅広い設計知識を生かした、グランダートユニオンの設計中枢的存在であり建築物の基礎と地盤補強設計を最適な形で提案を行うことができる数少ない設計者である。

フレンチブルドック好き。
広島カープファン。
アウトドア派であるが、アニメ、映画、パソコン、オーディオ、イヤホンマニア。

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